控訴審で破棄自判により執行猶予となった強盗事件
事件の種類:刑事事件・強盗
依頼者:20代・男性
事件の内容
依頼者が被害者の所持していた大麻を凶器を用いて脅し奪い取った事件。
事件の結果
1審起訴の直後から弁護人を担当しました。凶器を用いた強盗事件であり、当初から実刑の可能性が想定できる事案でした。幸い、保釈請求は通り、身柄を開放してもらって公判に備えることができました。ありがたいことに被害者との示談も成立しました。
しかし、1審の公判では依頼者の事情を十分に酌んでもらえず重い実刑判決を受けました。依頼者の反省は深く、被害者から許しを得ていることもあり、結果は到底受け入れられるものではありませんでした。そこで、すぐ控訴することになりました。
控訴審でも引き続き弁護人を担当することになりました。
控訴審では1審判決の事実認定の問題点を指摘し、量刑が不当であるとの主張を行いました。控訴審ではこちらの主張がほぼ認められ、破棄自判(1審の判決をなかったものとし、控訴審が新たに判決を下すこと)となりました。
結果として一審とは一転し、執行猶予付の判決となりました。依頼者は刑務所にいくことなく社会内で更生の道を歩めることになりました。