覚せい剤の再犯で保釈できた事例

事件の分類: 刑事事件・覚せい剤、大麻、麻薬
依頼者: 30代・男性

 

事件の内容

覚せい剤の所持及び使用の事案。依頼者は覚せい剤の前科があり、執行猶予中でした。

事件の結果

勾留決定後に受任。前回の執行猶予判決から半年程度での逮捕であり、前刑と併せての実刑は免れない状況でした。
しかし、依頼者は妻と共に不妊治療を続けており、その治療に用いるために依頼者の精子の冷凍保存をおこなう予定がありました。妻の卵子の状態から、不妊治療はここ1~2年が限度と医師に宣告されていました。依頼者が不妊治療に協力できなければ依頼者の妻は一生子どもを持てない可能性があったのです。弁護士はこのような事情を裁判所に上申し、起訴直後に保釈を得ることができました。これにより、保釈期間中に依頼者の精子の冷凍保存を行うことができました。予想通りの実刑判決となりましたが、依頼者夫婦は子を持つという希望を残すことができました。

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